「ことばのポトラックvol.1」 絶賛発売中!

2011年3月11日に起きた東日本大震災から16日後の3月27日、大竹昭子の呼びかけで、サラヴァ東京(東京/渋谷)にてスタートしたことばを持ち寄るこころみ。第一回目には13人の詩人と作家たちが参加して感動的な会になりました。( potluck = 「持ち寄る」)

2016年4月29日金曜日

トークと朗読「ことばのポトラック vol.13」
『まぶたを開いて夢をみる』を開催します!

「ことばのポトラック」は東日本大震災の直後に、家にこもって不安と悲しみ暮れているより、ことばをもって集まろう!という呼びかけにより始まりました。今回で13回目を迎えます。登壇いただくのは、さまざまなジャンルの表現者の方々で、エッセイやショートストーリーや詩や映像などの作品をその場で発表します。

今年のタイトルは「まぶたを開いて夢をみる」。わたしたちは夜眠っているあいだに夢を見ます。現実界では不可能なことがつぎつぎと起きる夢の世界はスリリングですが、まぶたを開いてしっかり前を見ながらもなにかの夢が描けるような、そんな生き方をしてみたいものです。目先のことに追われて緊張感を失いがちな心に、ブレずにちゃんとやっていこう、とカツを入れられる場に!と願ってこのタイトルを掲げました。

出演ゲストは、春に「ワークインプログレス」の演劇「子どもたちは未来のように笑う」を発表したばかりの劇作家の宮沢章夫さん、子育てのしんどさや生活の苦しさを正直に綴った『かなわない』が圧倒的な支持を得た写真家の植本一子さん、福島の帰宅困難区域に美術作品を設置するプロジェクト「Don't Follow the Wind」を進行中のChim↑Pomの卯城竜太さんの三人です。
司会進行は昨年と同様、堀江敏幸さんとわたし大竹昭子がつとめますが、司会者も作品発表をするのが「ポトラック」流で、われわれも書下しを用意します。卯城さんは映像作品を上映、ほか四人は文章の朗読で、それにトークがつくという豪華な内容です。

出演者の方には無償ででていただき、彼らの著作と推薦書を出版社から提供していただき会場で販売し、その収益と入場収入の一部をこれまで東日本大震災の復興関連の活動に寄付してきましたが、今回は詩人の伊藤比呂美さんの呼びかけで熊本ではじまった「熊本文学隊」にお送りいたします。

「ポトラック」をやるたびに感じるのは、こういう場でもないかぎりはまず顔を合わることのない面々が、「ことば」を持って集まることにより生まれる不思議なエネルギーの高まりです。声をともなった「ことば」の力に圧倒されます。臨場感あふれるライブの場に、ぜひお越しください!(大竹昭子)


◎日時
5月29日(日)
12:00開場
12:30映像「ことばのポトラックvol.12」(作:大川景子)上映
13:00本編スタート

◎出演
宮沢章夫(劇作家・演出家)
植本一子(写真家)
卯城竜太(Chim↑Pom)
堀江敏幸(作家)
大竹昭子(作家)

司会 堀江敏幸 大竹昭子

◎会場
サラヴァ東京 渋谷区松濤1-29-1 クロスロードビルB1

◎参加費
2.000円(お茶付き)

◎予約開始
2016年5月1日(日)WEB予約00:00~ 電話予約16:00~19:00
電話 03-6427-8886(平日のみ)


※入場料の一部を熊本震災の復興支援活動に送る予定です。また出演者の著作および推薦書を出版社から提供いただき当日販売いたします。この「本のポトラック」売り上げも寄付金に充てます。